20代~50代のどの年代にも当てはまります。
肌の色を決める材料ともなる毛細血管
肌の表皮のすぐ下の真皮の表・裏両側には、毛細血管が網目状にきめ細かく取り巻いています。
まるでネットのように張り巡らされています。
肌の色は黒くないけれど、どうも肌の色が黄色っぽいという人は、血中の胆汁濃度の影響やカロテン色素の影響が強いと思われます。
なんとなく肌が黄色っぽい人は、肝臓に何らかの病変があることも考えられますので、一度、血液検査を受けて肝臓に異常がないかどうかを調べた方がいいでしょう。
肌をベストな状態に保つためには、十分な「酸素」と「栄養」が必要です。
これを運ぶ役割を担うのが、血液です。
つまり、血液がしっかりと流れていないと肌に充分に栄養が行きわたらないのです。
肌は、常にいろんな菌とたたっています。肌に栄養が行き届か無くなれば、免疫力が低下し、肌からいろんな微生物が体の中に入ってくるのです。
バイ菌から体を守って、病気から免れるために備わっているのが肌の自己防衛システムなのです。
紫外線も肌に影響しますが、ここ最近、肌の調子がおかしいという方は、次の5つのどれかに当てはまると思います。
■睡眠不足
■栄養バランス不良
■過労
■お酒の飲みすぎ
このような状態で、紫外線を浴びれば、肌は、内側からも外側からも防御することができずに、ますます傷んできます。
逆にきれいな肌を作る5つの要素も併せて教えましょう。
周期が乱れると、新しい細胞が、古い細胞との入れ替わりがうまくいかずに、どうしても「くすみ」として古い角質が肌に残ってしまいます。
元気な肌を作り出すためには、新しい細胞を次々に生み出すことが必要です。これが止まってしまっては、ツヤのある肌にはなりません。
新しい細胞が生まれるためには、サラサラの血液が栄養を運んできてくれるのがベストです。青魚に含まれるEPAや玉ねぎに含まれる成分などを食べると良いです。新しい細胞を補助的に助けてくれる、ビタミンCやビタミン12、葉酸も欠かすことはできません。
シミひとつない肌にするためには、やはりメラニン細胞をどうにかしなくてはなりません。
肌の調子をおかしくする理由のひとつに「ストレス」がありますが、これはストレスによってメラニン細胞がメラニンを作り出すからです。
ストレスによって紫外線を浴びることのない部分や、全身に異常なほどにシミ、そばかすが増えてきたというような時は、このメラニン細胞刺激ホルモンが過剰に分泌されていることが考えられます。
男性よりも女性の方がホルモンが乱れやすいので、女性の方が、シミやそばかすができやすいのもうなずけます。
白い肌を目指している人は、紫外線対策はもちろんですが、メラニン細胞を刺激しないように、ストレスをため込まないこともとても大切なのです。
メラニン細胞刺激ホルモンの分泌を抑えるホルモンがあります。それは「ノルアドレナリン」というホルモンです。
したがって、メラニン細胞刺激ホルモンの分泌を抑え、シミ・そばかすのない白い肌を目指すなら、適度な運動も効果があるのかもしれません。
室内できるヨガなどがいいと思います。
メラニン色素は、身体を守るためには絶対に不可欠なものですが、メラニンに対して効果的なのがビタミンCです。
ビタミンCの美白効果は、昔からよく知られていますが、実際、ビタミンCには、メラニン細胞の合成反応を抑える働きがあります。
おとなしくしているメラニン細胞が突如爆発して、シミ爆弾となることがあります。
その結果、メラニン細胞は、無秩序にメラニン色素を放出して、シミ・そばかすを作ったり、細胞をガン化させるような変化を起こします。
シミ爆弾を爆発させないために、役に立つのが「ハイドロキノン」です。ハイドロキノンには、すでにできてしまったシミやそばかすを消す効果もあります。
しかし効果もある分、使い方も慎重に使用してください。
ニキビや吹き出物は、毛穴の中にバイ菌が入り込み、穴の中で増殖した姿です。
免疫力が落ちていると、戦いに勝ったバイ菌がどんどん増殖してニキビや吹き出物を作ることになります。
リンパ球の特殊なタイプのものが異常な働きをするとアトピー性皮膚炎を発症します。
肌は、常に、いろんな敵とたたっています。同時に肌を守るために様々な防御をしています。
肌を白くすることも大切ですが、まずは健康的な肌を作り上げる事が大切だと思います。
そのためにも、健康的な生活をするように心がけてください。