【高校生の肌】特徴とスキンケアのポイント
高校生は、思春期の真っ只中にある時期です。ホルモンバランスの変化によって、肌の状態が大きく変化する時期でもあります。
高校生の肌の特徴
高校生の肌の特徴は、以下の3つが挙げられます。
- 皮脂分泌量が多くなる
高校生になると、成長ホルモンの分泌が活発になり、皮脂の分泌量が多くなります。特に、額や鼻、顎などのTゾーンに皮脂が溜まりやすいため、テカリやニキビなどの肌トラブルに悩む人が多くなります。
- 肌が乾燥しやすい
皮脂の分泌量が増えることで、肌表面は油っぽくなりがちです。しかし、皮脂膜は肌を外部からの刺激から守る役割も担っています。皮脂の分泌量が増えすぎると、肌が乾燥しやすくなります。
- 敏感になりやすい
ホルモンバランスの変化や、生活習慣の乱れによって、肌が敏感になりやすくなります。ちょっとした刺激で肌が赤くなったり、ヒリヒリしたりすることがあります。
高校生のスキンケアのポイント
高校生のスキンケアのポイントは、以下の3つが挙げられます。
- 皮脂を適度にコントロールする
皮脂の分泌量を抑えすぎると、肌が乾燥してかえってニキビができやすくなります。皮脂を適度にコントロールすることが大切です。
- 肌を保湿する
皮脂の分泌量が増えても、肌の水分量が不足すると、乾燥肌や敏感肌になってしまいます。肌を保湿して、水分バランスを整えることが大切です。
- 刺激を与えない
肌が敏感になりやすい時期なので、刺激を与えないように注意しましょう。洗顔や化粧水などの使用量は、適量を守ることが大切です。
具体的なスキンケア方法
具体的なスキンケア方法は、以下のとおりです。
洗顔
朝晩、ぬるま湯で優しく洗顔します。洗顔料は、さっぱりとした洗い上がりのものを選びましょう。
化粧水
化粧水は、コットンにたっぷり含ませて、肌をなでるようにしてなじませます。肌が乾燥しやすい場合は、朝晩2回使用します。
乳液・クリーム
乳液やクリームは、化粧水で肌を整えた後に、肌を包み込むように使用します。肌が乾燥しやすい場合は、朝晩2回使用します。
日焼け対策
紫外線は、肌の乾燥やシミ・シワの原因になります。日焼け止めは、SPF30以上、PA++++のものを、朝に塗るようにしましょう。
注意点
高校生のスキンケアで注意したい点は、以下のとおりです。
- 洗顔料や化粧水は、肌に合ったものを選ぶ
肌に合わない洗顔料や化粧水を使うと、肌トラブルの原因になります。自分の肌質に合ったものを選びましょう。
- 洗顔や化粧水の使用量は、適量を守る
洗顔や化粧水の使用量が多すぎると、肌に負担がかかります。適量を守るようにしましょう。
- 過度な洗顔やスクラブは避ける
過度な洗顔やスクラブは、肌を傷つけてしまう原因になります。洗顔は、1日2回、スクラブは週に1〜2回を目安にしましょう。
まとめ
高校生の肌は、皮脂の分泌量が多くなり、乾燥しやすくなり、敏感になりやすいという特徴があります。これらの特徴を踏まえて、適切なスキンケアを行うことが大切です。
正しいスキンケアを行うことで、肌トラブルを予防し、健やかな肌を保つことができます。
自分の肌質をチェックしてみましょう
いくら高価な化粧品を使っても、肌質に合っていなければ効果が半減します。その時々の自分の肌と向き合い、ぴったりのお手入れを探してみてください。
■脂性肌
【皮脂量が多くて、水分量も多い】
・べたつきが気になり化粧崩れしやすい
・すぐにニキビができる
・顔全体に皮脂が浮いている
・小鼻周りの毛穴が目立つ
■乾燥脂性肌
【皮脂量が多くて、水分量が少ない】
・カサつくのにべたつく感じがする
・頬が赤くなりやすい
・頬にかゆみを感じることがある
・ニキビができやすい
■普通肌
【皮脂量が少なくて、水分量が多い】
・肌は特に乾燥していない
・べたついている箇所がない
・ニキビはできていない
・肌にツヤやハリがある
■乾燥肌
【皮脂量が少なくて、水分量が少ない】
・肌がカサカサして突っ張る
・ファンデーションが粉浮きする
・化粧品がしみることがある
・口元に粉をふきやすい
それぞれの肌についてもう少し詳しく見てみましょう
皮脂が過剰に分泌され、テカリやベタつきが起きやすい状態。日常生活では、洗顔で皮脂をすっきり落とす。日中はあぶらとり紙で浮いた皮脂をとるなどの工夫をしましょう。
皮脂量が多く、水分量の少ない肌。この肌質は敏感に傾きやすくニキビなどのトラブルも起きやすいです。皮脂が多くテカテカに見えるので、保湿ケアで水分量を増やし、バランスを整えて。
水分量が多く、皮脂量が少なめで理想的な状態、今の肌を保つため保湿ケアを怠らないで。また生活習慣や生理周期によって肌質が変わる可能性もあるので気を付けるように。
普通肌だと20~30%以上あるはずの水分量が20%を下回っている状態。肌内部の保湿成分が不足し、水分がキープできないため、油分よりも水分を増やす保湿ケアを重点的に
普通肌へと近づけていくための素肌力を上げるための「基本ケア」をご紹介します。
どのタイプの肌でも、まずは「基本ケア」をしっかりと行うことが大切です.
■クレンジングは、1分以内で、手早く行う
メイクを落とすプロセスは、はだに一番負担がかかります。なるべく短時間で終わるよう、すすぎを含めて1分以内を目標にしてください。
■クレンジングでNGはこれ!
時間をかければかけるほど、肌にとって大きな負担になります。必要な潤いも奪われる恐れがあります。
熱すぎるお湯は肌の乾燥を促すのでだめです。冷たすぎる水だと油分が固まり、汚れが落ちません
いくら肌表面をこすっても毛穴の奥の汚れはとれません。逆に肌を痛めて肌荒れの原因になります。
説明書の使用量よりも少ないと、肌になじませる時に摩擦が起きやすくなるのでだめです。
■洗顔は朝晩の2回
泡の量は、手と手を合わせた時、間に泡のクッションができる程度がベスト。
こめかみやフェイスライン、髪の毛の生え際などに泡が残らないようにきちんと洗い流すことが大事です。
鏡で顔に泡が残っていないか確認した後、タオルで肌を軽く押さえるようにして水分を吸い取らせます。ここでもゴシゴシ擦ってしまうと肌を痛めるので注意しましょう。
■睡眠は、6時間以上とるように
寝不足は肌の再生を妨げるので、肌荒れが起きるのは当然の事です。肌細胞が生まれ変わるには、最低6時間の睡眠が必要です。
睡眠は最初の3時間が最も深く、肌再生も一番活発になる時間帯です。なので最初の3時間は静かで暗い夜中にあてたいですね。朝5時ごろには外が明るくなってくるので、逆算して1時には就寝を。
■美肌を作るビタミンは温野菜で摂取します
ビタミン類はカボチャやニンジンなどの緑黄色野菜、カリフラワーなどの単色野菜に多く含まれており、生野菜では不足しがちです。温野菜で取るのが効率的です。
忙しい人は冷凍野菜を利用すると便利です。冷凍食品はビタミンの損失が少ないのでおすすめなのです。解凍するほか、凍ったままみそ汁やスープに入れてもOKです。
■1日1食を和食(美肌食)に
一度の食事で簡単に10~20品目を取れるのが和食です。パスタなどの欧米食に比べて油分が少ないため、ニキビなどもできにくくなります。
日本的な普通の食事が「最高の美肌食」です。肌のためにはご飯に、みそ汁、焼き魚、おひたしなどの普通の和食が一番です。旬の食材からビタミンやミネラルを取ることができ、肌にマイナスとなる油分は少なめ、最近では、女性も入りやすい定食屋さんも多いので、外食でも取り入れてみてください。
■一度にたくさんの水を飲み過ぎない
「水は飲めば飲むほどいい」は間違いです。水を飲んでも肌は潤わないし、代謝も上がりません。逆に飲み過ぎると肌に悪影響があります。
1日2リットルは摂り過ぎです。水をたくさん飲み過ぎると、むくみのほか肌の代謝が低下して肌荒れにつながることもあります。
飲むならばノンカフェインの温かい飲み物をおすすめします。
冷たい飲み物やカフェインの摂り過ぎは肌にとってNGです。飲むならノンカフェインのハーブティーや今紅茶がおすすめです。
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■日ごろから運動をして肌代謝を高めましょう
運動は肌代謝をアップさせ、美肌を作るために必須です。ウォーキングを週1~2回、テレビを見ながらヨガなど日常生活の中で少し意識を変えるだけでも全然違います。
運動による美肌効果に大人のニキビができにくくなりシミが予防できます。またアンチエイジングになりクマやくすみの防止にもなります。
■美肌効果のない長風呂はやめましょう
長風呂しても美肌効果は少なく、毛穴の汚れも落ちません。肌の潤い成分が溶けだし、乾燥肌になる可能性があります。
普段は全身欲で40度前後の湯に約10分つかり、リラックスしたいときは、38℃~39℃のお湯に15分~20分、目を覚ましたいとき葉40℃~42℃のお湯に短時間はいるのがいいようです。
■化粧水は手のひらでやさしくつける
コットンを使わなくても手で十分。「手で塗るとムラに」「手が化粧水を吸う」などは俗説なので気にしてはだめです。
もしコットンを使いたい人は、コットンに適量の化粧水を取ります。量はコットンの裏側までしっかりしみる程度で、量が少ないと肌に刺激を与えてしまうので注意しましょう。
化粧水を含ませたコットンで、顔の内側から外側へ馴染ませます。肌の上をやさしく滑らせるように使います。
■乳液は油分少な目の保湿成分入りをおすすめします。
肌の水分を守るために必要なのは、油分よりも保湿成分です。セラミドやヒアルロン酸など、保湿成分を含むものを選ぶといいです。
ポイントは、細かい部分も丁寧に塗ることです。目の周りや口元にも丁寧に伸ばします。ただしテカリが気になる人はTゾーンを控えめに。ここに油分を与えすぎると皮脂が詰まってニキビの原因になります。
皮脂が十分に足りている10代~20代前半ならば、皮脂が少ない目元や口元だけぬればOKです。薬指でトントンとやさしくたたくように馴染ませます。
肌がテカるときは乳液を省いても大丈夫です。油分の多い乳液ならば、皮脂の分泌量が十分にあり、きちんと保湿ができていれば省いても大丈夫です。油分が少なく保湿成分の多い乳液ならば、テカリ安い部分を避けて塗ってみてください。
■美容液は目的にあうか確認して使うようにして下さい。
美容液は肌の悩みごとに自分に合ったものを選んで、季節ごとに買い替えなくても、乾燥する冬に多めに塗るなど量を調節するだけでも大丈夫です。
美容液には、「アンチエイジング」「ニキビケア」「美白ケア」「保湿ケア」「角質ケア」など様々なタイプがあります。自分の肌悩みに合わせて使うのがいいでしょう。2つ以上使ってもOKです。。
基本的には、化粧水と乳液の間に使うのが普通です。ただし、皮脂の分泌量が十分にある人は、化粧水⇒美容液で終わりにしても良いです。
若いころに基本のスキンケアを覚えておくことで、それが日常となり、いつまでも若々しい肌をキープできる秘訣となります。
継続するのは大変ですが、後になって後悔するよりは、今、頑張っておいた方が良いですよ。