【1分で分かる】この季節にピッタリのスキンケアを提案


美容液には、成分にこだわりのあるものが多いですね。「ビタミンC・コラーゲン・ヒアルロン酸」

20代以下

美容液には、さまざまな成分が含まれています。

化粧水にも様々な種類があるように美容液にもいろんな成分が含まれた美容液があります。

乾燥がひどい時には、その日の肌の状態に合わせて、用途の違う化粧水の重ね付けをおすすめします。最初に保湿系だけどさっぱりとした化粧水をつけて、美白したいときには、ビタミンC入りを活用してください。ハリを持たせたいときは、リフトアップものを使います。その後、肌の状態に併せて乳液や美容液を重ねます。

化粧水と同じように美容液にも様々な成分が含まれている美容液があります。

全ての成分を含んでいるような美容液もありますが、それぞれの美容液には「特徴」があります。

何に対して効果があるのか、その効果を最大限に生かすための成分とは、いったい何なのかよくわからない人も多いと思います。そこで良く美容液で含まれている成分(ビタミンC・コラーゲン・ヒアルロン酸)の効能を調べてみました。

■ビタミンC

ビタミンCは、老化やストレスで体全体に発生した活性酸素を取り除く、強力な抗酸力を持っています。

ビタミンCは、塗っても、飲んでも肌には効果があります。

あまりにも身近すぎて、それほど気にしていない人も多いはず。体の外からも中からも役に立つとても有能な健康成分です。

ビタミンCの別名を「アスコルビン酸」といいます。このアスコルビン酸は、体の中で作ることができず、外から摂取するしかありません。

外側からビタミンCを手に入れるのであれば、ビタミンCを含んだ美容液を使うのが簡単です。

シミやくすみの原因となるメラニンを作らせないようにし、活性酸素を分解して、紫外線ダメージから、皮脂細胞の遺伝子をガードします。

余分な皮脂の分泌を抑えてくれ、コラーゲンを生み出す力を高めたり、肌荒れやニキビを予防する美肌効果もあります。

ビタミンCと似たようなもので、「ビタミンC誘導体」というものがあります。このビタミンC誘導体は、ビタミンCを改良して、肌からの吸収があまり良くないビタミンCを改良したものです。

ビタミンCの成分を安定させて、肌への吸収を高め、酸化しにくくしました。

天然型ビタミンCは、水溶性で酸化しやすい性質があり、油分を持つ肌になじみません。そこで、天然型ビタミンCが肌になじむように油溶性にし、かつ安定させるために人工的に作られたものが、「ビタミンC誘導体」なのです。肌の中に入ると、天然型ビタミンCに変換されます。

レモンを輪切りにして、顔に乗せる人がいますが、フルーツのビタミンCは、天然型ビタミンCなので、肌の奥まで浸透しません。それよりも果汁が残ることでかえってシミを作ってしまいます。

■コラーゲン

コラーゲンは、骨や関節、血管、髪の毛、歯茎、爪などにもあり、体全体のタンパク質の約30%を占めています。特に肌では、ハリや弾力性、しなやかさを保つための、「肌の土台」といえる存在です。

コラーゲンは、30代をピークに徐々に体内で作られる量が減ってきます。同時に体内にあるコラーゲン量も減ってきて、肌の衰えとともに老化の原因になります。

減ったコラーゲンを多く含む食材を食べたり、サプリメントを摂ることで不足分を解消できるのでは、ないかと思っていませんか。

実は少し違うんです。確かにコラーゲンを多く含んだ食品を食べることでコラーゲンを補うことはできます。コラーゲンを摂取すると、体内でアミノ酸に分解されて、アミノ酸として吸収されるんです。

その後、アミノ酸が体全体に運ばれて、必要な場所でコラーゲンを生み出す材料となって活用されるのです

だから、本当に大事なのは、この「アミノ酸」をたくさん食べることなのです。

コラーゲンはアミノ酸からできているので、コラーゲンを摂取しても一度アミノ酸に分解されてから吸収されるのです。

「必須アミノ酸」って聞いたことがりませんか?

この必須アミノ酸というのは、体の中で作ることができないアミノ酸のことなんです。だから食事からの摂取が「必須」であるアミノ酸のことなんです。

この必須アミノ酸は、動物たんぱく質を多く含む食材に多く含まれています。

野菜ばかり食べてダイエットしていると、必須アミノ酸不足となり、肌にツヤ、ハリがなくなり、弾力が失われていくことがありますが、これはアミノ酸不足によるコラーゲン不足になっているのかもしれません。

コラーゲンの合成には、ビタミンCが不可欠なので、ビタミンCを含む食品と一緒に食べることをおすすめします。

■ヒアルロン酸

外側からの潤いポイントは「ヒアルロン酸」です。内側からは「血流」です。

肌の上からの保湿で大事なのは、なんといっても水分補給です。水分補給の代表格といえばヒアルロン酸。

ヒアルロン酸は、脊椎動物しか持っていない成分なのです。

鶏のトサカや卵の殻の内側についている卵殻膜、ほかにも乳酸菌や微生物、菌を使ってバイオ製法で生成したヒアルロン酸もあります。

人に一番近いといわれ、定着も比較的いいのが、鶏や卵の殻から摂取した天然のヒアルロン酸なのです。

ヒアルロン酸の特徴として、からだの中に取り入れてもすぐに排出されてしまいます。そのような特徴があるので、一度にたくさん摂るよりも食事のたびに少しずつ摂取する方がいいようです。毎日の化粧水、美容液やサプリメントでのヒアルロン酸補給は、有効的です。

ヒアルロン酸といえば、保湿です。

1gになんと6リットルもの水分を含む能力があります。加齢とともに、ヒアルロン酸が少なくなり、40歳くらいになると、赤ちゃんの時の20分の1ほどに減ってしまいます。

肌だけ減るのであればよいのですが、関節、目、血管、心臓などいろいろな部分のヒアルロン酸が減ってきます。関節痛になったり、ドライアイになるのも、ヒアルロン酸が減ってくるからなのです。

化粧品としてのヒアルロン酸が浸透できるのは、肌の最も外側である角層までですが、エステでは、微弱電流を使って一時的に肌の角層と真皮層を緩めて浸透させます。

化粧品に配合されるヒアルロン酸は大きく3種類あります。

・ヒアルロン酸Na(ヒアルロン酸ナトリウム)…角質層には浸透せず、肌表面を保湿
・浸透型ヒアルロン酸…加水分解ヒアルロン酸のこと。角質層に浸透して、肌の内側を保湿
・スーパーヒアルロン酸…アセチル化ヒアルロン酸のこと。ヒアルロン酸Naの約2倍の保湿力がある
ヒアルロン酸は種類によって、肌のどこで働くかや保湿力に差があることを知っておくと、化粧品を購入するときの参考になります。

補足説明

  • コラーゲンは、肌の弾力やハリに大事な成分。
  • ビタミンCは、黒ずみくすみに対して効果があり、コラーゲンを生成するときの手助けもしてくれます。
  • ヒアルロン酸は、肌の表面と内部に水分を保ってくれる役割があります。

どれも大切な成分ばかりですね。どれか一つ欠けても肌の調子は整いません。

何気なく成分の名前と効能を知っているだけでは、もったいないです。しっかりと、効果効能を知ることで、今本当に自分の肌に必要な美容液がどれなのかを判断する材料にしてください。

肌のハリが欲しいならば、コラーゲンに特徴のある美容液を。黒ずみやくすみが気になるのであれば、ビタミンCを配合した美容液を。そして保湿に特化したいならば、ヒアルロン酸を多く含んだ美容液を選ぶことです。

ほかにもセラミドやヒト幹細胞培養液などの成分もありますが、それは後日、別の機会に詳しく説明いたします。

内側の血流が良くなると潤いがめぐる肌になります。

内側からの潤いをもたらすのは、真皮層の毛細血管です。血流がいいと水分やアミノ酸、ビタミン類など肌を構成する材料、細胞の活動に関わる因子が届き、潤い美肌になります。

今日はここまでです。

ヒト幹細胞培養液についての記事を追加しました!

 

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