にきび予防に役立つ成分とサプリメント
にきびができるシーズンといえば、発汗量が多くなる夏ではないでしょうか。
にきび対策としては、正しい洗顔等が挙げられますが、お肌にいい成分をサプリメントで補給するという方法も有効だといいます。
なぜ夏になると、にきびが出来やすくなるのでしょうか。にきびの予防のためには、にきびが出来る原因についても知っておく必要があります。
夏は、冬よりも、皮脂の分泌量が多くなるシーズンです。
皮脂分泌の増加に伴って、皮脂が毛穴に詰まりやすくなり、にきびの原因であるアクネ菌が毛穴の中で炎症を起こしやすくなります。
分泌される皮脂の量を抑えたい時には、ビタミンCが効果的です。
ビタミンCは他にも様々な美容効果がある成分です。
ビタミンCをサプリメントで摂取することで、にきびの増加をくいとめ、きれいなお肌を保つことが可能です。
夏は新陳代謝が活発な季節なので、古くなった皮膚が剥がれ落ちるペースがアップしています。
肌の角質が剥がれるスピードが速くなるということは、角質層自体が十分に成長していなく、肌表面が刺激に弱い状態にあります。
そんな時に、強い紫外線を浴びたり、肌への刺激が強い洗顔料を使うと、肌トラブルやにきびなどの症状が出やすくなります。
夏のにきび予防は、やはり洗顔などをこまめに行って、皮脂が毛穴に残らないようにすることが大切です。皮脂が分泌しすぎないようにサプリメントを活用することも、洗顔によるスキンケアと同じくらいにきび予防には重要です。
にきび用のサプリメントの種類
にきび肌のケアに、サプリメントを常用しているという人がいますが、どんな栄養素をサプリメントで摂取するとにきびに効果があるでしょう。
ビタミンCは、ビタミン対策の定番となる栄養素です。
にきびの要因となる皮脂の分泌量を抑制する働きが、ビタミンCにはあると言われているためです。
もちろん美肌効果の期待できる栄養成分としてもビタミンCはよく知られています。
ビタミンCをサプリメントで意識的に補給することによって、お肌のコンディションを改善することが可能です。
ビタミンCによって皮脂の分泌が少なくなると、皮脂による毛穴のつまりがなくなる為、アクネ菌などが入り込み難くなります。
にきびのできにくお肌になるためには、にきびをつくる源となるアクネ菌が少ない状態を維持することです。
できてしまったにきびが悪化しないようにするには、ビタミンCの抗炎症作用が役に立つでしょう。
にきびができる原因に、ホルモンバランスか狂うことがあります。そのため、ホルモンの調子をコントロールする成分を補給するというやり方もあります。
イブニングプリムローズや大豆イソフラボンなどの成分が配合されたサプリメントなどもおすすめの商品です。お肌のトラブルが、ストレスに起因することもあります。
ストレスのためにできたにきびには、ビタミンB群が効果があると言われています。ビタミンB群の成分には肌の調子を整えたり、疲れを軽減したり、脂質を燃焼させてエネルギーに変える効果などが期待できます。
サプリメントを活用することで、ストレスによる肌の不調や、食習慣の乱れなどを改善し、健康的な体づくりが可能です。
にきびとサプリメント利用時の注意点
にきびのないきれいな皮膚を維持するためには、お肌にいい栄養素を摂取することが必要です。
サプリメントを利用すれば確実に必要な栄養を確保することができますが、サプリメントを使う時には知っておくべき事があります。
にきび予防や改善のための栄養成分だけに限ることではなく、どのサプリメントでも過剰摂取には注意しなければなりません。
ビタミンCは、一度にたくさん摂取しすぎた場合、使い切れない分は体の外に出てしまいます。
肌の健康に良いからといって、ビタミンCのサプリメントをたくさん飲んだとしても、肌トラブルが早く改善されるわけではありません。
サプリメントは、薬や、他のサプリメントとの相性が悪いと、思わぬ形で弊害が生じる可能性があるといいます。
ビタミンCや、ビタミンB群は、にきびケアに効果がある栄養素だといいますが、サプリメントで摂取する時には、併用を避けたい成分があります。
利尿作用がある薬と、ビタミンCとを同時に使っていると、結石が生じることがあるといいます。
ビタミンB6とパーキンソン病の治療薬などは、一緒に飲むと薬の代謝を進めてしまって効き目が弱くなる可能性があります。
コーヒーやお茶を使ってサプリメントを摂取する人がいますが、できるだけ白湯や、水などで飲むようにします。
コーヒーやお茶に含まれるタンニンやカフェインなどの成分はサプリメントに悪い影響を与える可能性があります。
サプリメントを正しく使うためにも、適切な用法、用量を守って摂取することは、にきび用のサプリメントでなくてもいえることです。