敏感肌になりやすい肌とは、どんな肌なのでしょう
肌トラブルの原因は、すべて乾燥から
敏感肌のトラブルも、始まりは乾燥肌です。
皮膚は、レンガの役割をする細胞とそれを接着する役割のしっくい(細胞間脂質)、そして全体を覆う皮脂の3つの構造が角層のバリアとなって肌本来が持つ、水分の蒸発を防ぎ、外からの物質の侵入を防ぐ防御壁の役割を担っています。
さらにきちんとお手入れをしている人は、クリームや乳液などで、油分を補給しているので、バリアは丈夫になっているはずです。
肌が乾燥して、トップコートである皮脂がなくなると、細胞のレンガが剥がれてきます。
この剥がれが、肌のカサツキやザラツキの原因となります。
その状態をほったらかしにしておくと、白い粉をふき出します。
この状態は、肌細胞のレンガが、ところどころ抜け落ちている状態です。その抜け落ちているところに、化粧水を塗るとピリピリと染みたりします。
ひどい時には、何を塗ってもヒリヒリします。
前日まで普通の肌だったのに、いきなり今日から敏感肌の仲間入りです。
このような状態になるすべての原因は、肌の乾燥なのです。
■肌のレンガをしっかりとしたものにするためには、セラミド、コラーゲン、ヒアルロン酸をしっかりと補給することです。

敏感肌にならないためにも、日頃から肌の保湿は、しっかりと行いましょう
敏感肌というのは、角層バリアが低下して、あらゆる刺激に敏感になっている肌の状態です。
肌が敏感になっているので、あらゆる成分も刺激になってしまう可能性があります。このような肌になった時は、早く、バリア機能を取り戻すことが大切です。
敏感肌の人にありがちなのが、化粧品が合わなかったときに、化粧品のせいにすることです。
本当は、自分の肌の方に原因があるにもかかわらず、化粧品のせいにしてしまいがちです。
私たちの肌は、バリア機能という重要な任務を担っています。肌に触れたものがむやみに中に入り込まないようにしっかりとコーティングされています。
しかし保湿不足による肌の乾燥などで、肌が荒れて角層バリアが低下すると、健康肌ならなんでもないのに、急に刺激に敏感になることがあります。
いつも使っている化粧品がピリピリと感じてしまうのが典型的な例です。
ほとんどの敏感肌といわれる人の肌は、このような肌なのです。
いわば、「自称敏感肌」とでもいうべきでしょうか。
潤い不足が原因のため、普段から化粧水だけで終わっていたり、乳液やクリームを使っていなかったり、洗浄力の強いクレンジングをつかっていたり、ピーリングやスクラブをやりすぎても敏感肌になります。
体調にも左右され、生理前なども影響があります。これらすべてを考慮しても、化粧品による肌荒れというのは、あまりないのが現実です。
※ただ、ある特定の成分によるアレルギーという可能性もあります。
■敏感肌の方にお勧めのモイスチャーセットです

敏感肌同様、肌トラブルで多いのがニキビの悩みです。
ニキビは、皮脂が多いからできるのではありません。
ニキビは、皮脂の多い、少ないということより、皮脂が出ていかずに中にたまってしまうことが問題なのです。
なぜ皮脂は、外に出ていかないのでしょう。皮脂の出口である、毛穴が塞がれているからなのです。毛穴の出口が塞がれると、中に皮脂がたまり、アクネ菌が繁殖して炎症を起こします。それがニキビとなって肌にあらわれるのです。
まずは、毛穴のお掃除から始めましょう。
その前に、なぜ毛穴が塞がれるのでしょう。
毛穴を塞いでいるのは、古くなった角質です。代謝がうまくいかず、古い角質がなかなか剥がれ落ちずに、毛穴の周りにたまってしまい、毛穴を塞いでしまうのです。
肌が乾燥しているにも関わらず、ニキビができるのは、このためなのです。この乾燥ニキビは「大人ニキビ」とも言われます。
皮脂が多い人は、古い角質と皮脂が混ざって固まった角栓が、毛穴の出口に集まって、毛穴を塞いでしまいます。このような状態を解消するには、角栓の撤去と、皮脂のコントロールが必要となってきます。
皮脂が多い人にニキビができるわけではありません。
乾燥していても、肌の代謝が悪ければ、しっかりと「大人ニキビ」ができます。
最も厄介ななのでは、一見テカテカして、べたついているのに、実は肌乾燥している・・そんな肌の人は厄介なのです。
ニキビに関して補足すれば、ニキビは肌の状態に関係なくストレスによる影響もすごく受けます。
常に忙しい女性は、心と体が興奮状態にあることで、女性の体の中にもある男性ホルモンが増加して、皮脂が増えるとされています。
そもそも皮脂の量は、この男性ホルモンに大きく左右されます。ニキビができる場所にも特徴があり、ストレスによるニキビは、口の周りやフェイスラインなど男性でいえば、ヒゲが生える場所に出現します。
ストレスが重なり、ホルモンによる皮脂量が多くなっても、毛穴の詰まりもなく、順調に代謝が行われていれば良いのですが、毛穴の出口が塞がれていると、すぐにニキビができるのです。
ストレスがあって、肌のお手入れをしていないというのは、最悪のパターンですね。メイクを落とさずに寝るなんて、もってのほかなんです。
肌のお手入れも大切なのですが、ストレスをためないことも、お肌にとってはとても大切なことなのです。
家に帰ってゆっくりとお風呂に入ることも、リラックスできる瞬間です。
毎日、シャワーで済ませるのではなくて、湯船にゆっくりと浸かることも健康のためには、役立ちます。
お風呂上りは、時間が無いからと言って、スキンケアを化粧水だけで終わらせず、しっかり乳液、クリームまで使って、肌が乾燥しないように気を付けてください。シートマスクや、ヒアルロン酸、コラーゲンコラーゲンの補給も忘れずに。
たまにやる、スペシャルケアは、効果的です。
※ニキビができているところは、ニキビ専用のスキンケアを使ってくださいね。化粧品に含まれる油分の中には、アクネ菌のエサとなる成分のものがあり、ニキビを悪化させる可能性があるからです。
※ニキビができているときは、肌のマッサージもやってはだめです。
まとめ
敏感肌、乾燥肌、そしてニキビに対する原因と対策について説明しますが、個人の状態は個人差がありますので、肌質や症状に合わせて正しいケアを行うことが重要です。ガイドラインです。
敏感肌の原因と対策:
原因:
- 刺激物質への反応:化粧品や洗顔料、石鹸などの成分に敏感な反応が現れることがあります。
- 気候の変化:寒冷な空気や乾燥した環境が敏感肌を考えます。
対策:
- 無添加・低刺激の製品使用:成分がシンプルで肌に優しい製品を選びましょう。
- 保湿:乾燥を防ぐために、保湿剤を使い、正しいスキンケアを行います。
- 温和な洗顔:強い洗顔料や石鹸は避け、敏感な肌に合った洗顔料を使用します。
乾燥肌の原因と対策
原因:
- 湿度の低下:乾燥した気候や冷暖房による室内の空気の乾燥が原因となります。
- 過剰な洗顔:過剰な洗顔や熱いお湯での洗顔が皮脂を気にして、乾燥を考えます。
対策:
- 保湿:保湿剤を使って肌をしっかり潤します。
- 適切な洗顔:穏やかな洗顔料を使用し、適切な頻度で洗顔します。
- 加湿器の使用:室内の湿度を置くために加湿器を使います。
ニキビの原因と対策:
原因:
- 過剰な皮脂分泌:皮脂の過剰分泌が毛穴を詰まらせ、ニキビの原因となります。
- 細菌感染:皮脂や角質が詰まった毛穴に細菌が繁殖し、炎症を起こします。
対策:
- 正しいな洗顔:毎日の正しいな洗顔でしっかりな皮脂や汚れを落とします。
- 保湿:適切な保湿を行い、肌の水分バランスを見極めます。
- 正しいスキンケア:合わない化粧品や過度なケアは避け、肌質に合った製品を選びます。
これらの対策は一般的なガイドラインであり、個人の肌質や状態によって効果が異なります。肌トラブルが続く場合は、皮膚科医に相談することが重要です。