きちんとしたスキンケアができない人は、メイクをしてはいけません
メイクでいくら外側からきれいにしようと思っても、限界があります。
キレイを作るには、まずは土台をしっかりと作ること。
土台は「素肌」なのです。
一生付き合っていかなければならない自分の肌だから、毎にきちんとお手入れしてあげてくださいね。
■化粧品を塗る前にまずは、素肌力を鍛えることから始めましょう
スキンケアを行うという事は、環境の変化に適応する素肌力を鍛えることだと思っています。
日本人の肌は、昔からきれいだと、欧米の方々からの人気もすごいんです。
その理由のひとつは、日本に四季があるからなんです。
熱くなったり寒くなったり、環境の変化に応じて、毛穴が開閉するからなんです。毛穴が開閉することで、自然に肌が活性し、きめが整ってくるのです。
季節が変わったからといって、すぐに肌を化粧品で助けてあげるような過保護な対応をする前に、エアコンを調節したり、バランスの良い食事をとり、適度な睡眠をとるなど、まずはライフスタイルを見直し、肌が化粧品に甘えないようにすることが大切なのです。
春~夏にかけては、皮脂の分泌が活発な季節ですから、30代までならひとまず保湿剤を含まない化粧水だけでお手入れをしてみてください。これまで肌を甘やかしてきた人ほど、最初は、乾燥が気になるかもしれませんが、1ヶ月ほど続ければ、少しずつ自分の肌から皮脂を出せるようになります。
秋~冬にかけては、皮脂が出にくい時期なので、油分を与えないとつらいようならば、乾燥が気になる時だけ乳液をプラスして、春先になったら、思い切って、乳液はやめてみてください。次の秋冬には、乳液がいらない肌になっているかもしれません。
■高価な化粧品は、必要ありません。
化粧品はなるべくシンプルなものを選ぶと良いと思います。「私の肌は、この化粧品でなくてはならない」という化粧品に出会うこともあると思います。しかし、その化粧品に慣れてしまうと、肌も甘えてしまい、その化粧品に依存してしまうようになります。自分で活性しなくなるのです。そこで、シンプルに毎日のスキンケアは、化粧水だけと割り切ってみてはいかがでしょうか。それもアルコールや油分ができるだけ含まれていない、シンプルなものです。
シンプルなケアに肌に慣れてもらって環境の変化に強い肌を目指すのです。旅行や海外に行った時なども「これがない」という状態になっても、困ることはありません。
■肌は、こすらない、たたかない、刺激しない
肌は、できるだけ外的な刺激を与えない方が良いです。肌がちゃんと活性していれば、毛穴の黒ずみや汚れをこすり取るようなスクラブを使う必要はないし、自分で汚れを押し出す力があるはずです。
無理に肌をこすれば、必要な角質や皮脂まで奪いかねません。またパッティングと称して肌をたたくことも避けた方が無難です。
■肌が最も活性化するのは夜です。
夜は肌を完全なすっぴんの状態にしましょう。なぜならば、肌が一番活性化するのは夜だからです。その証拠に、朝一番起きた後に油とり紙で顔を抑えると、うっすらと皮脂が出ているはずです。この皮脂こそが天然の美容液なのです。寝ている間に肌がしっかりと仕事をした証拠なのです。
という事は、寝る前にちゃんと肌が仕事をしやすいように、すっぴんにしておくことが大切なのです。油分を与えて、肌が自分で油を出さなくてもいいと思われてはだめなのです。しっかりと寝ている間に肌を働かせてください。メイクをしたまま寝るなんで、言語道断です。
■美容の情報に惑わされてはだめですよ
最近は、インターネットでも、美容についてのいろんな情報があふれています。肌トラブルが起こっても、適切な処置をせずに放置している人が多いような気がします。
肌の調子が悪い原因が、「疲れ」「ストレス」「季節の変わり目」などと簡単に考えている人がほとんどです。
でもこれらが原因だとしても、何か月も肌を放置しておくのは危険です。
できるだけ早く「治療」をした方がいい時もあるからです。
しかしトラブルが起きた初めのころは、「これくらいなら大丈夫」と自分で判断して、症状が悪化しているにもかかわらずその症状に慣れてしまい、肌の状態は、悪くなる一方です。
症状が悪化すればするほど、治療には時間もお金もかかります。
肌は「キレイ」をつくる土台ですので、ちょっとしたトラブルでも大げさに考え、なるべく早く専門医を訪ねましょう。
確かに、命にかかわるような病気でもないのに、病院に行くのは、恥ずかしいと思ってしまいます。
そういった人は、口コミの良い病院に行くことをおすすめします。その中でも、美容に理解のある皮膚科やレディースクリニックがおすすめです。