人に会う前だけじゃ遅い気がして、60分じんわり続く炭酸ガスパックで夜の自分を立て直す習慣

スキンケアした女性
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夜の顔に自信がない日にこそ試したい、洗い流し不要の炭酸ガスパックでこっそり整うおうち美容時間

スキンケア 女性

昨日の夜、帰ってすぐメイクだけ落として、部屋着に着替えて、床に置きっぱなしだった通販の段ボールを足でよけながら、なんとなく冷蔵庫を開けたんですけど、入っていたのは半端な豆腐と、賞味期限がちょっと気になるヨーグルトと、気休めみたいな炭酸水だけで、なんだかその景色が今の私っぽくて、ひとりで笑ってしまいました。

ちゃんとして見られたい日ほど、部屋の中はぜんぜんちゃんとしてないんですよね。
仕事ではわりと落ち着いて見られるし、婚活アプリのプロフィール写真もそれなりに整えてるし、会えば「しっかりしてそう」って言われることも多いのに、家に帰ると靴下は左右バラバラのまま脱ぎっぱなし、前髪は湿気で終わってる、スマホの充電も15%とかで、いやもう、どこがしっかりしてるんだろうって思ったりします。

そんな夜に箱を開けたのが、炭酸発生が60分続いて、洗い流しもいらない炭酸ガスパックのスターターキット、EKATOのPRECIOUS GEL PACKでした。3回分のキットで、初回分にはカップとスパチュラも付いているみたいで、こういう“とりあえず始めてみる”のにちょうどいい距離感、少し助かるんですよね。

夜の顔って、昼よりずっと正直でちょっと困る

私、炭酸系の美容って、正直ちょっとだけ身構えるタイプなんです。
なんとなく“意識が高そう”に見えるし、使ってる自分まで急に美容アカウントみたいになりそうで、そこに自分が追いつけない日もあるし。

なのに気になったのは、洗い流し不要っていうところでした。
もう本当にそれだけで、かなり気持ちが動くんですよね。

お風呂上がりって、ていねいなスキンケアが似合いそうな時間なのに、現実はぜんぜんそんなことなくて、髪乾かしてる途中でスマホ見ちゃうし、気づいたら謎のショート動画を7本くらい見てるし、パックをする気力はあっても、そのあと洗面台まで戻る気力が残ってないこと、ありませんか。

EKATOのこのパックは、60分炭酸ガスが発生する独自処方で、家事をしたり、くつろいだりしながら使える“ながら美容”を打ち出しているそうで、ああ、それなら私の生活にも入り込めるのかもしれないなって、そこだけ急に現実味がありました。香りは9種の精油をブレンドしたリラックスウッディとのことで、こういう情報って、読むだけなら軽いのに、疲れた夜には不思議と効いてくるんですよね。

最初に使ったのは、週の真ん中の、いちばん機嫌が読めない水曜日でした。
仕事でちょっとだけ嫌なことがあって、でも「嫌だった」と言うほどでもなくて、だから余計に処理できない、あの感じの日です。

帰って、鏡の前に立って、自分の顔を見たとき、疲れてるっていうより、なんか“散ってる”って思いました。
パーツがどうこうじゃなくて、顔全体の空気がまとまってない感じ。
寝不足とか、むくみとか、乾燥とか、そういう美容ワードに変換できたらまだかわいいんですけど、もっとこう、気持ちが顔に置いていかれてるみたいな。

で、そういう日って、急に何かを立て直したくなるんですよね。
部屋の片づけじゃ間に合わないし、転職サイト見るのも違うし、元彼のSNSを見るのはもっと違うし、そんなときの“ちょっと高めのスキンケア”って、かなり危うい位置にあると思っています。
期待しすぎると痛いし、期待しないまま使うには、ちゃんと手をかける必要があるし。

それでも混ぜてみたんです。
1剤と2剤をカップに出して、スパチュラでくるくる混ぜている時間、なぜか少しだけ無心になれました。
子どもの頃の粘土遊びみたいで、ああ私、こういう“何も考えなくていい数十秒”が足りてなかったんだなって、ちょっとだけ思いました。
大人になると、休むことすら上手じゃなくなるんですね。休みながら罪悪感あるの、あれ何なんだろう。

顔にのせると、ぴたっと密着する感じがあって、でも大げさに緊張する感じじゃなくて、変に主張しすぎないところがよかったです。
使用方法としては洗顔後すぐの清潔な肌に使う案内になっているみたいで、朝でも夜でもよくて、朝はすっきり感やメイクのり、夜はお風呂上がりにじっくり向き合う時間に合わせられるそうです。

でも、ここで急に肌の話だけになるのも、なんか違うんですよね。
だって実際、その60分のあいだに私がしていたことって、美容というより、かなり生活だったので。

洗濯機を回して、友達から来ていたLINEに今さら返信して、途中でベランダのサンダルが片方ないことに気づいて、あれどこいったんだろうって探して、炊飯器の予約もしようとして結局やめて、そうこうしてるうちに鏡を見たら、顔にパックをのせた自分が想像以上に静かで、なんかちょっと面白かったんです。

誰にも見せられない顔って、たぶんこういう顔なんだろうなって思いました。
すっぴんだからじゃなくて、飾る前の途中だから。
きれいになる途中って、完成形よりずっと無防備で、少し恥ずかしいですよね。

婚活前日に限って、急に肌のことが気になる

婚活中の女あるあるだと思うんですけど、会う約束がある前日になると、急に肌とか髪とか爪とか、普段見て見ぬふりしてたところが全部気になりませんか。

前日までは「人柄で見てほしいし」って言ってるのに、当日の朝になると、毛穴とくすみとフェイスラインにめちゃくちゃ厳しくなるあの感じ。
いや、人柄で見てほしい気持ちは本当なんですけど、できれば肌つやのある人柄として見てほしい、みたいな。
書いてて感じ悪いけど、でも本音ってだいたいそんなに美しくないですよね。

私もこのパックを、気になる予定の前日に使ってみたことがありました。
夜にのせたままドライヤーして、着る服に迷って、明日の天気を見て、でも天気より自分の機嫌のほうがよくわからなくて、結局クローゼットの前でぼーっとしてしまって。

そのとき思ったのが、肌って、気合いを入れたぶんだけ応えてくれるものでもないんだなってことでした。
むしろ、必死な日に限って空回ることもあるし、逆に「あ、今日ちょっといいかも」って日は何もしてなかったりするし。

だからこのパックのよかったところを無理にひとことで言うなら、劇的な変化を約束された感じじゃなくて、自分の顔に60分つきあう時間が生まれるところなのかもしれません。
その時間のあいだ、スマホを完全に見ないなんて無理なんですけど、それでも“顔に何かをのせてる自分”がいるだけで、変な寄り道を少し減らせるというか。

あと、洗い流し不要なの、やっぱり気が楽でした。
ここ、かなり大きいです。
美容って、効果より手間に負けることのほうが多いので。
良いものでも、面倒な時点で継続の敵なんですよね。
それを言うと身もふたもないんですけど、本当にそうなんです。

きれいになりたいのに、誰にも会いたくない夜がある

美容の話をしているはずなのに、急に変なこと言いますけど、きれいになりたい日と、誰にも会いたくない日は、同じ日に来ることがあるんですよね。

この前もそうでした。
仕事で気を遣いすぎてへとへとで、アプリのメッセージは返せてなくて、母からのLINEには「元気?」ってだけ来ていて、それすらちょっと重く感じてしまった夜。

そんな日にパックをのせて、ソファに沈んでいたら、なんだか急に泣けてきたんです。
泣くほどの出来事なんてなかったのに。
誰かにひどいことを言われたわけでもないし、失恋したわけでもないし、ただ、小さく削られたものが積もっていただけで。

パックしてる顔で泣くの、なかなかシュールですよ。
自分でも「今それ?」って思いました。
でも、むしろそういうときのほうが泣けるのかもしれません。
美容をしてると、ちゃんとしようとしてる自分が見えてしまうから。

“ちゃんとしたい”って、便利な言葉ですよね。
清潔感があって、感じもいいし、責められにくい。
でも、自分の中では、けっこうしんどい言葉でもある気がしています。
ちゃんと食べたい、ちゃんと寝たい、ちゃんと返事したい、ちゃんと好かれたい。
その“ちゃんと”の数だけ、少しずつ息が浅くなる日もあるし。

炭酸ガスパックって、もっとキラキラした文脈で語られるものだと思っていました。
スペシャルケアとか、自分へのご褒美とか。
もちろんそういう使い方もあるんだろうけど、私にはそれより、機嫌が良いわけじゃない夜に、それでも自分を雑にしきらないための道具みたいに感じたんです。

そういう意味では、スターターキットってちょうどいいです。
いきなり一生分の期待をかけなくていいから。
3回分って、夢を見るには短いけど、感じるには十分な回数で、その中途半端さが逆によかったりします。

肌が整うと恋もうまくいく、なんてことはなかった

ここでちょっと、話を裏切るんですけど。

このパックを使った次の日、たしかに朝の鏡の前で「あれ、なんか昨日よりマシかも」くらいの気分にはなりました。
メイクののりも悪くない気がして、前髪もそこまで暴れてなくて、ちょっとだけ機嫌が持ち直したんです。

それで、気になる人との予定にも行きました。

でも、その日、恋が進んだかというと、ぜんぜんそんなことなかったです。
会話は普通、空気も悪くない、でも帰り道に「この人じゃないのかもな」って、わりと静かにわかってしまって。
ドラマみたいなオチじゃなくて、ほんとうに静かに。
電車の窓に映った自分の顔だけがやけに落ち着いて見えて、むしろそれが少し腹立たしかったです。

いや、そこはせめて、肌が整った勢いで全部うまくいってほしかったんですけどね。
こっちは前日に60分かけてるわけだから。
もう少しご褒美みたいな展開、あってもよくない?って思いました。
でも、なかったです。
美容って、恋の伏線までは回収してくれないんですよね。

帰ってからメイクを落として、また鏡を見たとき、不思議と前ほど落ち込んでなかったんです。
うまくいかなかったのに。
期待したほど盛り上がらなかったのに。
それでも、「ああ、今日はこれでいいかも」って思えてしまって、その感じのほうが少し意外でした。

肌が整ったから強くなれた、みたいな綺麗な話にするつもりはないです。
そんな単純じゃないし、そこまで都合よくもないし。
ただ、顔に手をかけた夜があったこと、その時間に自分を完全には見捨てなかったこと、それが翌日の自分にちょっとだけ残っていたのかもしれません。

なんとなく顔が疲れて見える日の味方、洗い流さない炭酸ガスパックでおうちケアをゆるく続ける

炭酸ガスパックって聞くと、もっと華やかなものを想像していたのに、私の中ではいつのまにか、しんどい夜の台所とか、返信できないLINEとか、微妙だったデートの帰り道とか、そういう生活のほうに近い場所に置かれるものになっていました。

きれいになりたい気持ちって、前向きな日だけのものじゃないんですよね。
むしろ、自分にがっかりしている日ほど強くなることもあって、それって少しみじめで、少し可笑しくて、でもたぶん、かなり普通のことなんだと思います。

EKATOのこのスターターキットは、公式では60分持続する炭酸ガスパックで、洗い流し不要、自宅で“ながら”でも使いやすい設計として案内されています。
けれど、私が覚えているのは成分名より、パックをのせたまま洗濯物を干したときの、夜の空気のぬるさだったりします。
なんなら、そのとき考えていた「このまま誰とも会わずに年を取ったらどうしよう」みたいな、急に飛び出してくる雑な不安のほうが印象に残っていたりします。

肌を整えるものなのに、心の中の散らかりまで一緒に見えてしまう時間って、ちょっと困るんですよね。
でも困るくせに、そういう時間があった日のほうが、翌朝の自分を嫌いになりすぎずに済むこともあるから、ますますよくわからないです。

次に使う日、私は何を考えてるんだろう。
また婚活前夜かもしれないし、何も予定がない日かもしれないし、ただ、冷蔵庫の前でぼんやり立ち尽くした夜かもしれません。

そのときの顔を、私はちゃんと見られるんでしょうか。

少なくとも、見ないふりだけは、少ししにくくなるのかもしれません。


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