洗顔後に必ず顔に使用している化粧水ですが・・・
なぜ洗顔後に化粧水を塗らなければならないのでしょう。
毎日のルーティーンで化粧水を使っていると思いますが、本当に化粧水は必要なのでしょうか。
化粧水の最も大切な役割のひとつとして、洗顔後の肌をアルカリ性から弱酸性に素早く戻す役割があるんです。
石鹸はアルカリ性なので、洗顔後の肌はアルカリ性に傾いています。肌は、外敵の最近などを防ぐために、弱酸性に保つ恒常性があります。
化粧水をつけなくても、1~2時間ほどで、自然と弱酸性に戻っていきます。
ただ、肌がアルカリ性に傾いている状態では、シワや乾燥を引き起こしやすいのがちょっと怖いところです。
そこで必要なのが弱酸性の化粧水なのです。
化粧水で大切なことは、弱酸性に戻すことなので、ヌルヌルした保湿成分やスーッとするアルコール成分は、必要ありません。
化粧水は、手に取ると水のようにさらっとしたさっぱりした化粧水を選ぶと良いと思います。
■春から夏にかけてのスキンケア
春から夏にかけては、皮脂の分泌が増えてくる季節です。30代までならば、ひとまず保湿剤を含まない化粧水だけでお肌のお手入れをしてみてください。
これまで、肌を甘やかしてきた人ほど、最初は乾燥が気になると思います。しかし、最初は乾燥が気になるかもしれませんが、1ヶ月ほど続けると、少しずつ自分の肌から皮脂を出せるようになります。
■秋から冬に抱えてのスキンケア
寒くなると皮脂が出にくくなります。肌に油分を与えないとつらいようならば、乾燥が気になるところだけ乳液をプラスしてあげると良いと思います。春になり温かくなると思い切って乳液をやめてみてください。次の秋冬には、乳液が必要なくなっているはずです。
■日焼けした時は、緊急用に鎮静化粧水があると良いです
外出が多い人や、日にあたる機会の多い人は、肌を鎮静化させる鎮静化粧水もひとつ持っておくと良いと思います。
鎮静化粧水は、皮脂を奪う力が強いので、使い方には慎重さが必要です。日焼け後などのスペシャルケアのみで使用してください。
ほてった肌、炎症を起こした肌を鎮静させるには、スーッとするアルコールやカーマインローションの下に沈殿しているカラミンなどがあります。アロエなどの天然成分もおすすめです。
肌にうるおいを与えれば、どんな肌だって、それでいいと思っていませんか。
化粧水をたっぷりつけるだけでは、だめなんです。
単に水分だけを肌に与えても、肌に浸透するよりも早く、蒸発してしまいます。
本当の保湿とは、水分と油分の絶妙なバランスが大切なのです。
化粧水以外にも、美容液や乳液、クリームを使うのは、水分と油分のバランスを保つためなのです。
肌の最も上部にあるのは角層なのですが、角層は、ほこり、花粉、最近といった異物から肌を守るとともに、肌の内側のうるおいを蒸発させずに守る、バリア機能の役割も果たしています。
バリア機能が弱まるということは、肌は、うるおいを保ちにくくなるということなんです。
油分という蓋があると、水分の蒸発が抑えられるうえに、時間と共に油分が肌に浸透し、バリア機能が強化されます。
バリア機能が高まることで、炎症も起こりにくくなり細胞の代謝もスムーズになって、老化を防ぐことにも繋がります。
さらに油分には、肌のツヤをだしたり、しなやかにするといった働きもあります。
水分でうるおいを補うだけでなく、油分を正しく補うことで、エイジングは抑えることができます。